みなし残業に負けるな!私がサービス残業代をゲットしできた理由
私は以前北関東の旅館でフロントをしていました。フロント業務ということで採用されましたが実際は客室係や配膳など、手が足りないということを理由になんでもやらされる感じでした。
次々人が辞めていく環境の中で、決められた時間を超過して深夜まで勤務することもざらにありました。当然のように残業代等は支払われず、会社の説明では基本給にすでに相応の残業代が含まれているからというのが理由でした。
当初の面接時や募集要項にはそのような記述や説明を受けた記憶もありませんでした。しかし不況の中どこへいっても同じだと思い、頑張って就労していました。
私のいた旅館は責任者は男性の支配人で、女将さんはいませんでした。その支配人がパワハラを行っていて、朝の朝礼等で名指しで授業員を罵倒したり、残業が少ないスタッフを罵っていました。
私も標的になることもあり、ついに耐え切れなくて退職を決意しました。退職の際、これまでの残業代をきちんと計算して欲しいと本社の総務にお願いしましたが、残業代はありません、とのことでした。
こちらがそのようなはずはないと言ってもまったく取りあってもらえず、そのまま泣き寝入りしてしまおうかと思いました。しかし、ネットのバナー広告で未払い残業請求に対応してもらえる弁護士さんの広告をみつけ、一度連絡をとってみようかと思いました。
メールまたは電話で無料相談が可能だったため、気軽に問い合わせてみたのですが、私の就労状態や条件を詳しく聞き取りしてくださいました。そして私のケースはある程度きちんと請求も可能を判断していただき、依頼させていただくことにしました。弁護士さんから退社した会社へまずは就業規則の公開などしてもらい、労働契約などを確認してみたところ、やはり私の場合は基本給しか支払われていないことがわかりました。
総務も弁護士が介入してくると対応がまったく違って、裁判に持ち込む前に提示条件で和解にいたり、2年間の未払い賃金として相応の金額を得ることができました。弁護士の方は雇用に関する法的な知識が豊富で、また経験もあるので、法にのっとってスムーズに処理をしていただけたので返還まで可能だったと思います。専門知識のない私一人では戦えませんでした。一度問い合わせの電話をしてみて本当によかったと思います。
ただ2年を超える分は時効により請求不可とのこと・・・そこだけは残念。政府が法改正を行う可能性もあるそうで、今後に期待ですね。